ICOで投資家から37万4000ドルを調達したスタートアップ「Confido」が突如、姿をくらました。同社はブロックチェーン技術を用いた支払い及び商品の追跡を可能にするアプリの開発を行うことを目的とし、11月6日から8日にかけてICOを実施していた。しかし、同社は19日にTwitterのアカウント及びウェブサイトを削除、Redditのフォーラムに「我々は今、法的に厳しい状況に立たされており、その解決策を模索中です。ただし、問題を100%解決することは保証できません。」とだけ短い文章を投稿し、沈黙している。
ICOは新たな資金調達方法として近年注目され、大きな盛り上がりを見せている。国内でもテックビューロ株式会社によるICOソリューション「COMSA」がICOで100億円以上の資金を調達し、大きな話題となった。しかし、その一方でこうした様々な問題を抱え、プロダクトをローンチできないプロジェクトがあるのも事実だ。各国ではICO規制や禁止への動きも徐々に出始めているが、投資家はICOへの投資に対し、引き続き慎重に行う必要があるだろう。