ARにおける建設業界の変化

近年、VR(virtual reality)とAR(Augmented Reality)注目を集めています。現実世界をスマートフォンのカメラを通してタグ付けするセカイカメラが登場したのは2009年でした。そこからしばらくはインフラが整うまで時間がかかったように思います。

そんな中、昨年は「VR元年」と呼ばれ、VRが最も成長の速い技術トレンドにであったことは疑いようがありません。同時に、ポケモンGOの登場により改めてARも知名度が上がりました。そもそもVRとARの違いというのは何なのでしょうか。境界線が曖昧になりやすい二つではありますが、明確な違いがあります。VRとはコンピュータによって仮想の世界を作り出し、あたかも現実であると知覚させる技術のことを言い、仮想(Virtual)現実と呼ばれています。一方、ARは現実の世界を背景としてコンピュータによって情報を追加することを言い、拡張(Augment)現実と呼ばれています。特にARはビジネスという観点での応用に注目されており、今後数年はARが大きく市場を席巻していくと予想されています。

ちなみに既に建設業界ではARの技術が一般的に使われつつあり、実際に施工工事現場でのリスクの軽減に寄与しています。一つの代表的な例として、DAQRIのスマートヘルメットが挙げられます。これは危険が伴う建設業用において安全性に特化するよう作られており、以下の機能があります。

  1.  器材や対象となる物を視認するだけで電線や電気ボックスの熱、作業物の落下等の危険を瞬時に察知。
  2.  作業物等の詳細な情報を映し出すことで専門家の知識の表示。全員が同じ情報を得ることで意識の共有化および業務効率の改善
  3. ハンドフリーにより、作業効率は維持。

こうした変化は建設業だけでなく、医療、教育、小売業と様々な業界で利用が始まっています。ARが社会的なインフラといえる日も近いかもしれません。

投資のパートナー編集部 S

投資のパートナー編集部 S

大手証券会社に4年間在籍。中堅企業や個人投資家向けの資産コンサルティングに携わる。

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